サジタリアスの円盤 02
翌朝、スタンたちは城の地下へと踏み込む。
昨夜は席を外していたエルロイも、テレサ王女の件には興味を示した。
「この城の王子なら、サジタリアスの円盤のことも知ってるんじゃないでしょうか」
「だが、災厄から百年だぞ。さすがに生きてはいまい」
全員がそれなりに夜目は利くものの、スタンはランプを掲げ、慎重に前へ進む。
不意にモーフィが全身の毛を逆立てた。
「#$%&!」
通路の脇に空いた穴から、ヘビのモンスターが何匹も溢れてくる。
「喜べ、スタン。ポイズンスネークだ」
「げえっ? 毒ヘビかよ」
勇敢なスタンも『毒』だけは大の苦手だった。
ガリウス城へ来る旅の道中も、この手のモンスターに噛まれてしまい、散々な目に遭っている。モーフィが解毒薬を作ってくれなかったら、どうなっていたことやら。
ポイズンスネークに目掛け、エルロイが果敢に飛び掛かった。
「ここは僕が!」
得意の槍で一匹の喉元を貫き、一撃のもとに絶命させる。
ニスも棍棒でポイズンスネークの頭を叩き潰した。
「ぼやぼやするな、スタン! お前の足元にもでかいのがいるぞ!」
「ひっ? う……うわああ~っ!」
しかしスタンは応戦もせず、モーフィの周りで逃げまわる。
「#$%&」
「もっと言ってやれ、モーフィ」
「ち、違うっての! モーフィはおれを励ましてんだ」
ニスとエルロイのおかげでポイズンスネークの群れは簡単に蹴散らすことができた。
「誰しも苦手なものはありますよ。スタン、あまり気にしないでください」
「エルロイ~! お前って、いいやつだなあ」
気を取りなおして、スタンたちは探索を続ける。
地下の空気はひんやりと冷え込んでいた。ランプの火で闇を払うと、薄汚れた壁が覗ける。地上ほどではないものの、やはり破壊の跡は目についた。
「さっきのヘビの巣も、どっかにあるんだろーなァ……」
ふとニスが足を止める。
「昔話に出てくる魔導士は……いないようだな」
かつてガリウスの地に災厄をもたらし、内乱のあとはこの城を乗っ取ったという、謎めいた人物――彼はここに居を構え、挑戦者を待っているはずだった。
「百年も前の話だろ? そいつも死んだんだよ、とっくに」
スタンは考える気にもなれず、肩を竦める。
一方、エルロイは疑問を呈した。
「本当に死んだのなら、僕たちの呪いも解けるのでは? それとも……術者が死んだあとも続く呪いなのでしょうか」
「#$%&」
「いずれにせよ、あの石碑は魔導士が置いたものだろう」
ニスたちが話し込む中、スタンは奇妙な音に気付く。
「……待てよ。向こうから何か聞こえるぜ?」
「む? 小生には何も……」
ニスやエルロイは首を傾げるも、スタンには確かに聞こえた。金属が擦れあうような音で、歯切れが悪い。
近づくにつれ、ニスやエルロイの耳もその音を捉えた。
「これは……よく聞き取れたな、スタン」
「気をつけてください。モンスターの仕業という可能性も」
やがて通路を抜け、ブライアンの言っていた地下牢へと辿り着く。
暗闇の中から声がした。
「誰だい?」
「えっ? ……ひとがいるのか?」
スタンは照明を掲げ、牢をひとつずつ覗き込む。
入り口から三番目の牢屋に彼はいた。スタンよりも大柄な体格で、口の角から牙が食み出している。大鬼族とも呼ばれる『オーガ』の男性だった。
ところが彼には腕がない。右も左も、肘から先がなくなっていた。足は鎖で繋がれ、牢から出られないようにされている。先ほどの音はこの鎖のものらしい。
「ひょっとして……あんたが騎士のジェイドか?」
「オレを知ってるのか。てぇことは……久しぶりの『挑戦者』ってことかい」
かつて王国一の騎士と称された英雄、ジェイド。侵略戦争においては最前線で軍を指揮し、数々の武勲をあげたという。テレサ王女の婚約者でもあった。
だがガリウス王国は災厄に見舞われ、テレサ王女は自害。ジェイドはテレサの兄・ロイアスと血で血を洗うような決闘を繰り広げている。
鉄格子の向こうから、オーガの男は鋭い視線でスタンたちを一瞥した。
「リザードマンにワーウルフ、ムォークと……珍しいな、ドラゴンネオも一緒とは」
「お初にお目にかかる、ジェイド殿。小生の名はニス」
「#$%&」
エルロイは背中の槍を外す。
「僕は凶暴なだけのドラゴンネオではありません」
「いや、今のはオレの言い方が悪かった」
こうして言葉を交わす分には、まともな相手だった。テレサ王女の亡霊とは違い、受け答えもはっきりとしている。
スタンはまるで遠慮なしに尋ねた。
「サジタリアスの円盤のことで何か知ってたら、教えてくれよ」
「スタン! 先に挨拶くらいしないか」
ニスが顔を顰めるも、ジェイドは鬼の表情を緩める。
「はっはっは、正直なやつめ。だが悪いな。円盤についてはオレも知らないんだ」
残念ながらスタンたちの期待に応えてはくれなかった。コンパスを見せても首を傾げるだけで、広間の石碑は見たことさえないとか。
「オレはもう百年もの間、この牢屋に繋がれててな」
「百年も? そんなことがあるわけ……」
飲まず食わずで百年の時を生きながらえているなど、俄かには信じられなかった。それでもジェイドははきはきと続ける。
「オレ自身、半分死んでるようにも思うが……オレだけじゃない。あの災厄で色々やらかしたやつらは、みんな、こんなふうに今も生きてるのさ」
「では……ロイアス王子も、ですか?」
「……多分な。あれ以来、会ってねえが……」
いわば彼は災厄の時代を知る『生き証人』だった。
ニスがスタンに目配せする。
(当時のことが聞けそうだが……いささか無神経かもしれんな)
(大丈夫だって。怒らせても、こんななんだし)
(そういう意味では……もう少し大人になってくれないか)
見たところ、牢の鍵は老朽化のせいで外れかかっていた。スタンが殴りつけるだけで、ばきんと折れる。しかし錆びついているのか、格子の扉はびくともしなかった。
「なんだ、こりゃ? ぬ~っ!」
耳障りな音を立てながら、やっと開く。
「#$%&」
「おれのせいにすんなって。そいつも外してやろうか? ジェイド」
ジェイドの足は両方とも鎖で拘束されていた。とはいえ壊すことは容易い。
しかし捕らわれのジェイドはかぶりを振った。
「……いいや。オレはこの真っ暗闇が気に入ってるんでね」
このランプの灯がなくなれば、地下牢は闇に閉ざされる。にもかかわらず、彼はここで百年もの時を過ごしていた。
「逃げようとは思わないのですか?」
「どこへ行くってんだ? オレは大罪人なんだぜ」
ジェイドは目を閉じ、声を震わせる。
「真っ暗なのが好きなのは、自分の姿を見なくて済むからさ。化け物にされて、恋人を失って、無二の親友に腕を切り落とされて……散々だったらかなあ、ほんと……」
スタンはランプを置き、適当に腰を降ろす。
「王女さんにも会ったぜ。おれたちに気付きもしねえで、何回も飛び降りてたけどな」
「そうか、テレサもまだ……」
ニスも興味を断ちきれないようで、自ら質問を切り出した。
「百年前にここで何があったか、小生たちに教えてくれないか?」
「……長いだけで、つまらん話になるぞ?」
ジェイドの懺悔が始まる。
★
隣国の政情不安に乗じて、合併を強引に進めたのがすべての始まりだった。
近隣諸国も厭戦の向きがあり、ガリウス王国に譲歩している。ガリウス王国の『戦争はしない』という言葉を鵜呑みにしたのだろう。
だが、ガリウス王国は突如として進軍を開始。破竹の勢いで東西に戦線を押し込み、支配権を拡大していく。
諸国は足並みを揃えることもできず、敗戦を繰り返した。
命からがら逃げ延びた者は、こう述べている。
『あんなのは軍隊じゃない。数が多いだけの野盗だ』
いつしかガリウス王国は対外政策としての軍事行動であることも忘れ、暴虐の限りを尽くした。若きジェイドも大隊を率い、次々と敵国の都市を炎に包む。
「反抗勢力はすべて殲滅致しました、ジェイド様」
「今回は意外に骨が折れたな……損耗率はどれくらいだ?」
「二十三パーセントでございます」
思いのほか抵抗されてしまったせいで、今回はガリウス軍にも大勢の死傷者が出た。いささか功を焦り、指揮がまずかった面もある。
「兵も気が立ってるだろうな。略奪を許可する。残った連中は好きにしろ」
「ハッ!」
このような時にうってつけの『贄』が、敵国の民間人だった。肥大化した軍を統制するには、褒美を与えるのが手っ取り早い。
ジェイドは敵の砦を我が物として、勝利の美酒を煽った。
あちこちで悲鳴が飛び交う。それを聞いていると、今回も無事に一戦を終えたという実感が沸いてきた。
側近の参謀がいそいそと駆け寄ってくる。
「ジェイド様! 領主の屋敷にあったものが、こちらにございます」
「ほう……大粒のルビーではないか。我がガリウスのダイヤにもひけを取らんな」
これこそが、ジェイドがこの都市に攻め入った理由だった。
婚約者のテレサ王女が噂に名高い『七つの宝石』を欲しており、結婚式の際はそれをティアラにしよう、と約束している。
「領主の館と、宝石商の持っていた分は、確保してあるな?」
「もちろんですとも。この調子なら、二ヵ月後の披露宴に間に合うでしょう」
真っ赤なルビーを見詰め、ジェイドは満面の笑みを浮かべた。
「愛しのテレサよ、すぐ帰るぞ。土産を持ってな」
その眼下では今なお地獄が繰り広げられる。
だが――ガリウス本国でジェイドを待っていたのは、かの災厄だった。ガリウスの民はひとり残らず怪物の姿に変えられ、絶望と嘆きが蔓延する。
魔導士の声が真っ黒な空に響き渡った。
「思い知ったか、外道ども! これこそが報いだ! だが、貴様らに虐げられし幾千幾万のひとびとの苦しみは、まだまだこの程度ではないぞ!」
女性や子どもさえ巻き添えとなる。王妃に至っては魔導士の手に掛かり、ものの数秒のうちに身体が腐り落ちてしまった。
大鬼族のオーガとなっジェイドは、強迫的な不安に駆られる。
「テ、テレサ! どこにいるんだ、テレサ!」
王妃の娘であるテレサも今に殺されるかもしれない。彼女の住む北東の塔を目指し、ジェイドは城の中を一心不乱に駆け抜けた。
同じくロイアス王子もテレサのもとへ急ぐ。
「お前はジェイドなのか? 僕だ、ロイアスだ!」
「ロ、ロイアス? その姿は……」
彼もまた醜い怪物に成り果てていた。
だとしたら、テレサも――嘘であって欲しかった予感は、的中する。
塔の前まで来たところで、上から何かが落ちてきた。べしゃっと地面に叩きつけられ、人形のように動かなくなる。
美々しいドレスからして、テレサ王女に間違いなかった。
しかし綺麗な髪は一本も残っておらず、肌は緑色のウロコで覆われている。兄のロイアスとはまた別の化け物、トカゲ人間と化してしまったのだろう。
テレサの屍を前にして、ジェイドもロイアスも立ち竦む。
「ま……まさか、化け物の姿に耐えきれず……?」
再び魔導士の声が木霊した。
「神が裁かぬというのなら、私が裁くまで! ガリウスの民よ、私を憎むのはお門違いだぞ。これは『誰のせい』だ? 誰の所業が私の怒りを買った?」
暗雲を見上げ、ジェイドは叫ぶ。
「戯言をッ! 出てこい! テレサの仇だ、オレが引導を渡してやる!」
一方、ロイアス王子は魔導士に言い返さなかった。それどころか親友のジェイドに剣を向け、全身が震えるほどの怒りを漲らせる。
「貴様が……貴様が闇雲に侵攻を続けたからだ! ジェイドッ!」
「なんだと? 七つの宝石でティアラを作れと言い出したのは、お前じゃないか」
お互い気が立っていた。
怪物の姿となったことに加え、最愛のひとを失ったせいで。
「他所の国から奪えとまでは言ってない! テレサが死んだのは、貴様のせいだぞ!」
「何を今さら! お前こそ、このために軍備の増強を進めたくせにっ!」
ふたりは罵りあいながら、苛烈に剣を交えた。
ロイアス王子とてモンスターの討伐で数々の戦果をあげている。しかし常に最前線に立つジェイドには一歩、及ばなかった。
「オレはもう……お前を友とは思わんぞ!」
「ぐあああっ!」
ジェイドの剛剣がロイアスの両脚を斬り捨てる。
その瞬間、ジェイドはロイアスとの決定的な離別を悟った。ところがロイアスのほうはまだ戦いをやめず、最期の力を振り絞る。
「お前も道連れだ、ジェイドぉ!」
「ぐはあッ?」
力んでいたはずの両手の感覚が、不意になくなった。自慢の剣に手が届かず、腕を斬られたことに愕然とする。
「こんなばかな……嘘だと言ってくれ、う、うぁあ……ウオォオオオーーー!」
血と、涙と、無限の慟哭と。
ガリウスの栄華は終わり、地獄が幕を開けた。
★
地下牢の中でジェイドは淡々と語る。
「その後、オレは戦争犯罪者として捕らわれ、ここに放り込まれたのさ。栄光の日々は終わり……それまでの名誉も、賛美も、すべてが失われてしまった……」
ニスやエルロイは神妙な面持ちで口を噤んだ。
当事者の口から語られたものは、単なるおとぎ話ではない。美しい姫は醜い化け物となって自害したうえ、兄と婚約者も似たような姿で殺しあった。
「こうして聞くと、可哀想な話ですね……」
「うむ。小生たちは今の姿に別段、疑問はないのだが」
重々しい雰囲気が立ち込める。
ところがスタンは早々に背を向け、牢屋を出ようとした。
「狩りにでも行こうぜ、モーフィ。今夜は無性に肉が食べたいんだ」
「#$%&」
ご馳走の誘いに乗って、モーフィも踵を返す。
「ま、待て、スタン! 話の途中だぞ」
「もう話すことなんてねえよ。じゃあな、ジェイド……だっけ」
ニスとエルロイも戸惑いつつ、あとを追いかけてきた。
地下牢は再び闇に閉ざされる。
城の東にはうっそうとした森が広がっていた。スタンたちはこの森を通って、ガリウス城まで辿り着いている。
スタンとモーフィはそこで猪を捕まえ、城の拠点へ持ち帰った。
画家のブライアンも呼んで、皆で手製の鍋を囲む。
「ヘルメットを器にして煮るなんて……面白い発想ですね、モーフィ」
「#$%&」
「こいつは手先が器用でよ。料理のほうもイケるんだぜ~」
鍋奉行はモーフィに任せ、スタンは食べる係。
ブライアンも猪の鍋を味わいながら陽気に笑った。
「ふぇっふぇっふぇ! 大した調味料もないのに、美味いもんじゃ。出汁が効いとる」
「だろ? 遠慮しないで、どんどん食べてくれ」
生肉は傷むのが早いため、今夜のうちに食べなくてはならない。乗り気でなかったニスも次第に同調し、エルロイに勧めた。
「おぬしもブレスの連発で疲れただろう。スタミナの補給と思って、さあ」
「いただきます。それにしても、大きな獲物が獲れましたね」
男が五人でむさ苦しいものの、夕食の場は盛りあがる。
エルロイとブライアンが挨拶を交わした。
「ドラゴンネオで理性を保っとるとは……いやはや、大したものじゃて」
「驚かせてしまったようですみません」
ブライアンに難なく受け入れられ、エルロイの緊張も解けていく。
ひとしきり食べてから、ニスはスタンに尋ねた。
「蒸し返すようで悪いが、スタンよ。なぜジェイドの話を聞かなかったのだ?」
スタンは少し苦しい満腹感に浸りつつ、あっけらかんと言ってのける。
「胸糞悪かったんだよ。どうにも」
テレサ王女のことは気の毒に思った。リザードマンの何がそれほど嫌なのか、スタンにはわからないが、彼女にとっては身投げするほどのショックだったのだろう。
しかしスタンの胸につっかえている不快感は、ほかに原因がある。
「……オレはよ、あのジェイドの野郎が殺戮を詫びるとか、そういう話を始めるもんだと思ってたんだ。なのに、言うに事欠いて『名誉』と来やがってよォ」
もっとも頭に来たのは『略奪を許可した』ことだった。
「そりゃオレだってさ、こうやって猪を殺して食ったりするぜ? でも誰だって、限度ってのを弁えてるじゃねえか」
ニスが聖書を開く。
「殺すことも奪うことも神は認めていない。が……たまに生贄を求めたりはするな」
「その本の話はやめろって。みんなが寝ちまうから」
エルロイは一服ついでに腕組みを深めた。
「スタンの言いたいこともわかりますよ、僕は。力任せに他所の土地を襲うなんて、理知のないドラゴンネオと同じではありませんか」
「そう自分を卑下するでない、エルロイ」
ディナーの功労者である猪は骨だけの有様になっている。
「おれは馬鹿だから、上手に言えねえけど……ジェイドは恋人とか王子のことばっかで、魔導士の言ってること、なんもわかってねえんじゃないかってさ」
「スタン……」
一同は押し黙り、焚き火が小さくなるのを眺めた。
年長者のブライアンが微笑む。
「おぬしの好きにするのが一番じゃて。どうせ誰も見ておらんしのぅ」
「僕もスタンの判断を尊重しますよ。スタンは僕たちのリーダーですから」
急にリーダー扱いされ、スタンは目を点にした。
「……おれが? なんで?」
エルロイに続き、ニスやモーフィも賛同する。
「小生はお前に誘われて、この旅を始めたのだぞ。お前が先頭を歩くのは当然だ」
「#$%&」
リーダーなど考えたこともなかっただけに、こそばゆかった。
「持ちあげやがって……まあ、悪い気はしねえかな」
「それでは、わしはこのへんでお暇するかのう」
ブライアンが席を立つ。
「また御馳走になってしもうたのう。わしでわかることなら、何でも聞くがよいぞ」
「頼りにしてますとも、ブライアン殿」
やがて猪鍋の夕食会もお開きとなった。片付けだけ済ませて、適当に寝転がる。
「王子のほうにも会ってみっか……ロイアス、だっけ?」
「確か訓練場にいるんでしたね」
「#$%&」
「うぅむ……腹が膨れすぎて、眠れんな」
ガリウス城の夜は更け、どこからかフクロウの鳴き声が聞こえた。
(後編は後日、更新します)
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