さてさて2年目のバレンタイン。
ここで美樹原さんが登場してしまった。
定期試験や運動会、あとクラブの試合などで活躍してると、
登場してない女の子も含め、全員の恋愛度が上昇する。
例えば試験で1位になると、藤崎詩織が
てのひらを返したように迫ってくるのも、有名な話。
アラハムキは今や水泳部のエースなので、
女の子全員に『カッコいい』と意識されてるわけ。
この美樹原さんは恋愛度が一定値になることで、
バレンタインに登場するのだ。
そして始まるバクダン処理の日々…。
下校やデートの誘いは断りまくるものの、
断られた女の子は傷つくわけで。
それでもバクダンの持ち主がわかるだけマシってことで。
如月さんを登場させたのは早計だったかな。
本命以外の女の子は一切登場させないのが理想だね。
でもクラブ活動してると、
虹野さん、美樹原さんの登場はほぼ確定だもんなあ…。
藤崎詩織を水泳部に放り込んで、
清川さんを封印してもよかったかも。
(清川さんのほか、テニス部の古式さんにも通用する)
まあ清川さんの場合は放課後、
恋愛度が上がると恥ずかしがって逃げていくので、
一緒に帰らずに済む。
はい、とても助かります。
しかしアラハムキの目標は水泳で大成すること。
女の子など二の次で部活動に励む。
3年目の4月後半になれば、
もう女の子は登場しないので、平日もガンガン育成できる。
3年目の合宿では奥義『水竜破』を習得!
…え?
奥義なんてどうやって使うんだって?
こうやって使うんだよ。
そして、ついに水泳の大会で優勝!
(ゲームの都合上、こんな時期に水泳の大会がある)
卒業後は実業団で水泳という進路も決まった。
3年目の1月以降はバクダンも爆発しなくなる。
バクダン抱えた女の子にメンチを切られようと無視、無視。
あとは…卒業式、伝説の樹の下へ急ぐだけ。
ところが、アラハムキの前に現れたのは『彼』だった。
…!?
こうしてアラハムキの高校生活は幕を閉じる。
残念ながら、女の子は誰もアラハムキに告白してくれなかった。
女の子は。
外井雪之丞は…伊集院の制止を受け、引き下がった。
そんなわけで『ときめきメモリアル』でした。
スクショを取り忘れまくったせいで、
ところどころ年度や日付が前後してるのは、勘弁してね。
水泳部の活動を優先しすぎて、デートに手を抜きすぎたか…。
清川さんか虹野さんならと思ってたんだけど。
遊びの幅の広さはさすがだね。
プレイヤーなりに高校生活を好きなように再現できる。
女の子の会話パターンやリアクションも豊富。
デートスポットそれぞれに会話が用意されてるのはもちろん、
文化祭なんて年度ごと・出し物によってパターンが変わるほど!
総当たりで全部を見るのは、やり込みプレイの域だ。
遊び心も満載で、
合宿のお風呂やFF風のバトルシーン、
電脳部のシューティングゲームに至るまで、
恋愛以外の賑やかしも山ほど盛り込まれてる。
このボリュームで完成させた現場の技術力・体力は本当にスゴイと思う。
ただ、やはりバクダンが…。
ほんとすぐ火がつくから、対応に追われてばかり。
攻略法も七割がたがバクダンの回避法・対処法なんだもん。
でもバクダンの対処法さえ押さえておけば、
ストレスなくゲームに没頭できるよ。
UIも快適だし(好みで何パターンにも変更できる)。
発売当時は『女の子と恋愛するゲーム』なんて初めてだったものだから、
大半のユーザーはこのゲームを敬遠し、色モノ扱いした。
けど、実際にプレイしたひとは口を揃えて『面白い』と言った。
今にして思えば『ゲームは見た目で判断できない』好例だったのかもしれない。
やがて『ときメモ』は美少女ゲームというジャンルを切り開き、
後続の作品に長らく影響を与えまくった。
今では当たり前の『萌え』が人権を得るための、原始の聖戦。
それこそが『ときめきメモリアル』だったのだ!
(言いすぎました。ごめんなさい)
のちに美少女ゲームはテキストメインのタイプにシフトしていくものの、
『ときめきメモリアル2』はディスク4枚組というボリュームをひっさげ、
育成&学園&恋愛SLGの正統進化ぶりをまざまざと見せつけた。
残念ながら『3』以降、勢いは衰えていったが、
『ときめきメモリアルGS(ガールズサイド)』は乙女ゲームの方面で
これまた大きな功績を残している。
ルカくんとコウくんで大接近モードなんて面白すぎだよ。
アーカイブスなどでも配信されてるので、
興味のあるかたはぜひ。
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