学校も休んでおり、育成パートのチビキャラが葉子ちゃんと入れ替わる。
電話しても『見舞いの電話を掛けた』ってメッセージが流れるだけ。
ヘビーな話になってきたなあ…。
学校では会えず、休日にデートもできない。
しばらくすると、徐々に恋愛進行度が下がり始めた。
おまけに傷心度が上がってきてる?
どうやら女の子が嫌いな育成コマンドを実行すると、
恋愛進行度が下がったりするみたいなんだよね。
でも絵里ちゃん好みの『体育&容姿』では『根性』が維持できない。
理値LVが9ならまだしも、8以下に落ちるのは不安だし…。
これはマズいんじゃないだろーか?
絵里ちゃんにアプローチする手段がないんだもん。
恋愛進行度が下がってきたせいか、お見舞いイベントも一回きり。
やがて絵里ちゃんの傷心度を処理できず、爆発!
恋愛進行度は50台まで落ちたうえ、1月になってしまった。
うぬぬ…やりなおすか。
一応、セーブは4月と9月で分けてある。
事故の発生が9月だから、それまでに恋愛進行度を上げまくっておくか?
だが、それでは傷心度まで加速し、ますます爆発を避けられなくなる。
(つーか、また4月からってのが面倒くさい)
恋愛進行度を維持しつつ、傷心度をフォローする方法があればいいんだけど…。
ほかに方法もないので、とにかくお見舞いの電話を掛けまくってみる。
すると恋愛進行度が少し増え、傷心度は下がった!
なんだよもー、簡単じゃん。
しかし学校生活のほうは寂しいものがある。
肝心の絵里ちゃんがいないんだもんなー。
せっかくの文化祭も、絵里ちゃんがいないことには盛り上がらないよ。
うちのクラス、去年の出し物は喫茶店だったっけ…。
夏澄ちゃんがウェイトレスやってたなあ。
今年はお化け屋敷かあ。
…ん?
夏澄ちゃんいるじゃねーかっ!
(ウィンドウの後ろ)
それはさておき、またマズいことになってきた。
絵里ちゃんの恋愛進行度はキープできてるものの、
綾ちゃん・葉子ちゃん・麻美ちゃんの傷心度が
ジワジワ危険域に差し掛かってるのだ。
傷心度を下げるには、休日に電話する以外にない。
(デート自体は断られてもOK、むしろ断って欲しい)
しかし今は絵里ちゃんへの電話を優先したいところ。
また、お見舞いイベントは日曜に発生するから、その日も電話は不可能だ。
エンディングまであと3ヶ月ほど…逃げ切れるか?
それともフォローすべきか?
この土壇場で誰かが爆発して、
絵里ちゃんの恋愛進行度までダウンしたら、
目も当てられないぞ…。
チキンな私は貴重な休日を消費し、綾ちゃんたちに電話でフォロー。
葉子ちゃんとはデートしてしまったけど、傷心度は処理できた。
にしても、土曜の『移動』で用があるのは、新聞部だけなのになあ。
放課後になるまでウロウロしなきゃいけないのが面倒くさい。
クリスマスはクラスメート主催のパーティー。
これ、恋愛進行度の高い女の子『だけ』が来てくれるらしい。
まあ夏澄ちゃんを出すようなポカは、もうないでしょ。
と、油断してたらコレである。
元気じゃねーかっ!
これは完全に開発のミス。
学校で会えなくして、チビキャラも封印して…
だけど、ここに処理が残ってたよ。
なんか不思議な体験しちゃったけど、年が明ける。
そして2月、記憶喪失の絵里ちゃんと散歩へ。
前に肩車をしたことのある場所で、絵里ちゃんは風船を見て…。
あー、あの時の!
フトモモありがとうございますの時だ。
こうして絵里ちゃんは記憶を取り戻し、ハッピーエンド。
主人公と同じ大学へ進学して、ラブラブなキャンバスライフを送ってるとさ。
これで第一エンディングは達成だ。
ただ、絵里ちゃんとのデートは5~8月の間しかできなかった。
秋の立ち絵も見てない(冬のはクリスマスで見れたけど)。
おそらく恋愛進行度を抑えることで、9月の事故を回避し、
以降も通常のプレイを維持できるんだろう。
その先に第二エンディングがあるはず。
…なんだけど、十分遊んだし、ここらで一息入れようかな。
<初恋ばれんたいんスペシャル まとめ>
そんなこんなで『初恋ばれんたいんスペシャル』のプレイ日記でした。
『ときメモ』を踏襲した、今では見られない育成タイプの恋愛SLG。
意欲的なゲームではあったけど、
細かい部分の作り込みが甘かったかな。
夏休みだろうと育成パートは『学校』でおこなわれたりね。
高校生活では一大行事の体育祭や文化祭、修学旅行も、
CGこそあれ、特にイベントが用意されてるわけではなかった。
やはり一番の問題は育成パート。
プレイ時間の大半を占めるコレが、問題山積みっていうね。
『先に勉強と根性を上げきってから』が正攻法とは思えない。
だが、これは『学校生活+恋愛SLG』の限界を形にした例とも言える。
このタイプのゲームを製作するとなったら、作業工数が爆発的に膨らむからだ。
ヒロインごとに服装は制服が夏と冬、私服が春夏秋冬。
体操着や部活のユニフォーム、水着や浴衣、晴れ着も必要になる。
学校の各所、各デートスポットの背景(場所によっては時間や季節の差分も)。
全キャラのタイムスケジュール。
挨拶や会話のパターン作成。
下校イベントやデートなどの条件設定。
育成パートの構築。
これに合わせて、デバッグ作業も山となる。
この規模で企画しようものなら、メーカーは社運を賭けることになるだろう。
『ときメモ』レベルで作るのは、当時でも不可能に近かった。
それでも完成させて、翌年には完全版も発売した。
この『初恋ばれんたいんスペシャル』は、
まさしく当時のニーズに応じた『意欲作』だったとも思える。
普通のゲームとしてはあんまりオススメできないけど、
『ゲーム史を勉強してる』とか
『美少女ゲーム黎明期の作品に触れたい』といった稀有なかたには、
ぜひプレイして欲しいかな。
そういう観点でなら、実りの多いゲームだよ。
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