初恋ばれんたいんS~松平洋子その3~

 

夏休みは葉子ちゃんと一緒に夏祭りへ。

普段はツンツンな葉子ちゃんもしおらしくなって、いい感じだね。

 

一方、後ろ姿のうえお面で顔を隠される主人公…。

容姿が0だから隠されてるんじゃないよ。

 

男性向けの恋愛SLGって、

当時はあくまで『プレイヤーの分身』ってことで、

顔を出さないように徹底されてたのよ。

(女性向けは昔からキャラ付けされてるよね。アンジェリークとか)

 

だから一緒にプリクラ取ったりすると、

主人公だけ顔が長すぎる前髪で隠れてたりしたもんだ。

それじゃ前が見えないだろってくらいにね。

 

 

そんなわけで、湯煙で顔を隠される主人公がこちら。

ブルーレイ版だと湯気が外れて、つむじが見えるよ!

 

ところでパラメータは300が上限値だった。

勉強が300になったので、そろそろ体育&容姿の育成に切り替えていく。

 

葉子ちゃんとの関係は順調。

時々葉子ちゃんのほうからデートに誘ってくれることも。

 

 

水着もチェックしてやったぜー。

薄ピンクのスポーティーなタイプか…ふむ。

 

それより武田雪恵さん(幼馴染みのお姉さん)に突然呼び出されて、

見せつけられた水着のほうがインパクトは上だったけど…。

え? これが立ち絵なんですかっ?

 

 

ついでにデートの仕様について少しだけ。

ときメモだと『電話で約束する』『約束した日に出かける』ってふうに、

1回のデートに休日を2つ消費した。

それがこのゲームでは『当日にいきなり電話』となってる。

 

断られたら、それだけで休日は終わりだ。

丸一日ヘコむってことか…。

 

そうして仲良くなるうち、葉子ちゃんの家庭の事情もわかってきた。

松平家は母親がずっと入院しているため、葉子ちゃんが家事全般を切り盛りしてる。

ふたりの弟の面倒も見てるのだ。

 

なので、デートの行き先がバーゲンセールだったり、

弟くんたちが一緒だったりもする。

 

そして弟くんから手篭めにするのが、主人公。

 

 

チビッコを味方につけた結果、お姉さんとこうなりました。

思いっきりお子様をダシにしてしまったが、勝てばよかろうなのだ。

 

そんな冬のある日のこと。

弟くんがケンカで怪我したうえ、

他所の母親たちに責め立てられ、葉子ちゃんが傷心。

 

 

そのことを電話で話してたら、だんだんいいムードになってきた。

そこで『告白する/しない』の選択肢が出現。

 

告白…するとも!

 

 

こうしてふたりは交際を始め、数年後には結婚し、

新婚旅行に出発するのでした。

 

めでたしめでたし。

 

…なんだけど、ちょっと待って?

 

このゲームは2年目の2月14日まで続くはずで、

まだ1年近く残ってんだけど?

 

とすると…ここは『告白しない』が正解なのか?

その先に別エンディングがあるかもしれない。

 

なので直前のセーブデータからやり直し。

告白せずに2年目の春を迎えた。

 

 

しかし…2年目になってからというもの、

葉子ちゃんのイベントが発生しない!

 

デートにはちょくちょく行ってるし、一緒に帰ったりもしてるけど、

ストーリーがなくなっちゃったぞ???

 

もしかすると、さっきのが唯一のエンディングだったのかもしれない。

そんな不安に駆られながらもゲームを続ける。

 

 

でも夏休みになって、やっと次のストーリーイベントが再開!

よかった…ちゃんと続きがあったか。

 

その後、2月14日に葉子ちゃんにチョコをもらったところで、

またしても『告白する/しない』の選択肢が出た。

これこそラストチャンス!

 

どうやらストーリー上の『第一エンディング』と、

2年目の2月14日にゴールとなる『第二エンディング』が存在するようだ。

 

言い換えれば、第一エンディングの条件を満たさないまま

期限を迎えると、第二エンディングになるってこと。

 

…多分ね?

攻略サイトなんて存在しないゲームだし、

手元にある攻略本も前作のやつで、

ネタバレ防止のためかエンディングの条件は載ってないしさ。

 

とりあえずゲームの流れは掴めた。

色々とマズい育成パートにもそこそこ慣れてきた。

 

次は夏澄ちゃんを攻略するかーと思いつつ、

エンディングの回想で葉子ちゃんとの思い出を振り返っていく。

 

 

…エッ? こんなシーン知らないんですけど???

クリスマスツリーに、指輪…指輪だってぇ?

 

ちょっ、その思い出待ってくれ!

誰にもらったんだ、それ~!

 

しかも葉子ちゃんの最高にハッピーな笑顔っていうね。