九階で稼ぎつつ、十階にも降りてみる。
しかし十階は『マロール禁止』でテレポートできない。
(十階から脱出する分にはOK)
ただ、一度でもハルギスを倒せば解禁される。
すでに第一パーティーがハルギスを撃破してるから、マロールは使えるのだが、
ここはアラハムキたちも『マロール禁止』で行く。
つまりハルギスのもとへはマロールで直行できず、
4つの玄室を突破しなくてはならない。
途中で全滅したら救助も大変だ。
この辺も元祖『1』と同じ。
とりあえず出現モンスターを把握しておくか。
まずヤバいのは、このマッドゴーレム。
後列まで攻撃が届き、50ダメージなんて出してくる。
最後尾のディアッカが敵の呪文などでヘバってたら、即死だ。
最強クラスのモンスターであるドラゴンも登場。
タフなうえに呪文抵抗もそこそこあり、どかどかブレスを吐いてくる。
ブレスのダメージは『現在HP÷2』で算出されるため、
先に殴ることさえできたら、弱めることはできるんだけど…。
十階で出てきたオロチに至っては、なんとブレスのダメージが66!
もちろんディアッカは即死だった。
こちらの戦い方にも工夫が必要になってくる。
例えば、ジャイアント系には魔L4のロクド(石化)が割と効く。
魔L4といったらラハリト・リトフェイトの存在感が強いから、見逃しそうだけど。
さりげないところに有効な呪文があったりするので、
何度も使ってみないとわからないぞ。
十階のモンスターは極端に強いってほどではないが、
こっちが呪文を出し惜しみしては、勝てる相手ではないようだ。
やがてサイタマがレベル14で僧L7を揃え、
僧侶&魔法使いの呪文をすべて使えるようになった。
アラハムキは4回ヒット、クリフトも3回ヒットを出すようになった。
では、そろそろハルギス戦に向けて作戦を詰めていこうか。
アラハムキ・クリフトは戦士としてバッチリの仕上がり。
重装備が可能なので守備力もある。
ハルギス戦で悪魔族は出てこないが、武器はファウストハルバードでいいだろう。
これはそこそこの攻撃力に加え、後列の敵にも届く。
イフリートが後ろに隠れても、1ターン目から狙えるわけだ。
一応クリフトは僧侶の呪文を使えるが、その出番はないかもしれない。
サイタマは僧侶、イザークも元は僧侶だったためHPがある。
ハルギスのティルトウェイトにも耐えてくれるだろう。
問題はやはりディアッカのHPの低さだ。
最大HPが65ではラダルトでも落ちかねない。
ホビットだけに素早さはあるので、1ターン目は行動できそうだが、
2ターン目以降は倒れてるかも…。
エビスまるは残念ながら、ボス戦ではまったく役に立たない。
せいぜい弾除けになるのが関の山だろう。
万全を期すなら、もうひとり戦士を育て、エビスまると入れ替える手もある。
ハルギス戦では宝箱が出ないのだから、盗賊はいらない。
しかし…ここでさらにレベル上げってのもねえ?
それに『みつめてナイトR』の続きがしたいので、早くクリアしてしまいたい。
この6人でハルギスに挑むことにする。
ハルギスと決着をつけるべくアラハムキたちは十階へ。
元祖『1』でも十階は恐るべきモンスターが出てくるが、
弱いモンスターも結構多いため、進むことはそう難しくなかった。
だが『外伝2』の十階で出てくるのは強敵ばかり。
パーティーの安全を最優先として、もう毎回ティルトウェイトをぶっ放してる。
魔法使いがひとりだと、この道中で息切れするんだろーなあ。
サイタマとディアッカで交互に呪文を撃って、4つの玄室を突破。
呪文が効きにくい敵はアラハムキやクリフトで一撃よ。
ハルギスが目的なので宝箱はスルー。
ついにハルギスとご対面!
少し先制攻撃を期待してしまったが、そんなことはなかった。
オトモがずらりと並んでるけど、厄介なのはイフリートくらいで、
ほかはティルトウェイトで消し飛ばせる。
さて…素早さでいくならティルトウェイトはディアッカだが、
ディアッカはハルギスの攻撃呪文で落ちる恐れがある。
ここはHPの高いサイタマに撃たせることに。
ディアッカはコルツ(呪文抵抗)だ。
イザークはバモルディで味方モンスターを召喚する。
アラハムキとクリフトはイフリートを攻める。
エビスまるは…好きにしてくれ(薬か巻物くらい持たせてやればよかったかな)。
1ターン目、まずはサイタマのティルトウェイトが炸裂!
残ったイフリートもアラハムキとクリフトが一体ずつ仕留めた。
古代皇帝のオトモにしちゃあ、しょっぱい連中だ。
イザークのバモルディは4体のゾンビを召喚…ハズレだ。
ドラゴンゾンビなんていう奇跡は起きなかった。
そしてハルギスの…通常攻撃はクリフトを掠りもせず!
ウィザードリィの防御力はAC(アーマークラス)といって、
実はこれ、被ダメージを軽減するものではない。
ニュアンスとしては防御力ではなく『クリーンヒットの回避率』なのだ。
これはいい流れだぞ。
2ターン目はアラハムキとクリフトでハルギスを狙い、
後衛の3人はコルツを重ねがけする。
ハルギスはティルトウェイトを唱えた!
…が、4回分のコルツでアラハムキたちは完全に無効化した!
これほど使える呪文が、魔3Lにこっそり紛れ込んでるわけですよ。
この戦い、もらった!
引き続きディアッカはコルツを唱え続け、ハルギスの攻撃呪文に備える。
サイタマはラザリクで攻撃に参加、エビスまるは応援にまわった。
ラストはクリフトの一撃でハルギスを倒した!
あとは『皇帝の兜』を持ち帰れば、エンディングだ。
お嬢様の呪いも解けて、めでたしめでたし。
…以上、『ウィザードリィ外伝2 古代皇帝の呪い』のプレイ日記でした。
ウィザードリィをご存知ないかたにも、どんなゲームかわかっていただけたかと。
転職するまでは戦士がアラハムキだけで苦戦がちだったけど、
転職してからは安定したなあ。
魔法使い×2は序盤から終盤まで頼もしかった。
心残りはエビスまるを忍者に転職させられなかったこと。
せっかく悪のパーティーだったのにね。
改めて『外伝2』をプレイして思ったのは、
元祖『1』を踏襲しつつ、丁寧にまとめられてるなあってこと。
階ごとに出てくる敵にメリハリがあったのもよかった。
RPGって単に強敵をドカドカ出せばいいってわけじゃないもんね。
冒険者にはチャンスとピンチが同等にあった。
迷宮探索のほうは、マロールで片付いちゃうのが物足りなかったかな?
オートマッピングも合わさって、この呪文はいささか便利すぎたか。
『リルガミンの遺産』で獲得経験値が少ないのは、
プレイヤーにマロールを使って欲しくなかったのかも。
ハルギス打倒までのプレイ時間は7~8時間程度。
何回も遊ぶ分には、これくらいがいいね。
この『ウィザードリィ』と『ウルティマ』を足して2で割って、
やがて『ドラゴンクエスト』ができるわけです。
ドラクエのインタビューで堀井雄二さんが言ってるゲームが、これなのだ。
そのうち『ウルティマ』もレビューしたいんだけど…。
あれはどう書いたらいいのやら。
こうやって不朽の名作を日記の形で残しておけば、
あとあと貴重な資料になったりして。
そんな思いもあって始めたプレイ日記でございました。
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